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酒蔵見学~山形編~

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暖かくなってきてお酒造りもいよいよ終盤に差し掛かってきている頃
山形県にあります楯の川酒造さんにお邪魔してきました。

庄内空港から車で50分ほど行った、周りは山と田んぼに囲まれたところに楯の川酒造さんはありました。

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まずはいつものように酒蔵の中を見学させてもらいながら
楯の川酒造さんの酒造りの仕方、想いなどを聞かせて頂きます。

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お酒の仕込みの際に使うタンクもすべてサーマルタンクだったりと
設備はとても整っています。

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そして作っている日本酒は全て純米大吟醸。
中には精米歩合8%なんてものも!?

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で、最後はお待ちかねの試飲。

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現社長の佐藤淳平さんはとてもお若いのですが、
歴史ある楯の川酒造のお酒造りを新たなビジョンの元に再構築されているようで
お酒造りや酒蔵としての将来についてのお話はとても興味深かったです。

お話をお聞きしていて思ったことは、
お酒造り(というか酒蔵経営)とお店づくり(飲食店経営)は似ているということ。

最高の環境で、最高の食材、原材料を使用し、手間暇をかけて、最高の商品を作り上げる

ということが必ずしもすべての人にとってベストではないということ。

もちろん、常に技術の向上を図り、品質を高めていくことを追求していくのだけれども、
消費者の趣向や要望を無視して
自分たちのやりたいようにやる、作り手のエゴで造りたいもの、最高の作品を仕上げること
が必ずしも消費者にとって良いことではない
という部分は飲食店においても同じだなー、と。

飲食店においても
客単価の高いお店は高級で特別でハレの日には是非とも利用したい店ではあるけれども
全てのお客様がそんなお店ばかりを望んでいるわけではないし、
当然ながら低価格帯、中価格帯のお店も必要とされるわけで、
客単価の高いお店が低いお店よりも偉いわけでもない。
当然、客単価が高く、常に、そしてながく繁盛し続けることは
客単価の低いお店のそれよりは大変なんだけれども
一番大切なのは
お店側がお客様にどう使って欲しいのか、どういうシーンで、どういう人たちと利用して欲しいのか、
その想いが具現化されるお店であるかどうか、
じゃないかと。

そういう意味でも
お酒造りにおいても
メチャメチャ高い最高級品だけを作ることが最終目的なのではなく、
どういうシーンで、どんな人が、どんな仲間と飲んでもらいたいのか、
具体的にイメージしながらお酒造りすることが大切なんだなー、と。

もちろん、
それを実現するためには日々の努力はもちろんのこと、
お酒造りにおける技術の向上や良い原材料の確保など
大変なことだらけ。

そういうことをすべて乗り越えた上で、
自分たちの思う適正価格で適正品質の商品(飲食店においては料理やサービス)を
消費者の方にお届けすること。

それがやっぱり大切なんだと。

何事にも適正があり、
何が適正なのかというと、
それは自分たちが思い描く完成形を形作るものが適正なので
それは人によって違って当たり前なのかと。

ということは
やっぱり自分たちが思い描く完成形というものをより具体的にして
みんなで共有することが大切なんだな、と
お酒造りを勉強させてもらいながら思いましたとさ。

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